やさしくないkind

「フレンズ」という海外ドラマがあります。

 

英語学習にいいとよく言われるドラマなので

最近時間を見つけては観ているのですが、

確かにいろんな会話表現が出てきて

「自然な英語」の勉強になります。

 

シーズン1のエピソード7で

ロスとレイチェルの会話の中で

kind ofという表現がでてきます。

(ちなみにこの回のチャンドラーは面白すぎますね)

 

“It kind of burns out”「なんていうか燃え尽きるものだよ」

“We’re kind of a thing.”「ワケありなんだ」

“kind”は中学校では「優しい」「種類」という意味で習います。

He’s kind.「彼は優しい」

What kind of books do you like?「何の種類の本が好きですか?」

 

ですが、フレンズに出てきた”kind of”は

「ほとんど」「なんというか」「ちょっとした」

といった意味で使われています。

 

この意味では他に

“I kind of like it.”「なんか好きかも」

“I’m kind of busy.”「ちょっと忙しいかな」

といった感じで、ごにょごにょしたいときに使います。

(ちなみに会話では”kinda”と発音することもあります。)

 

さて、つまりkindには3つほど意味があるわけですが、

どうしてそうなるのでしょうか?

 

こういうときには語源を調べてみると

つながりがみえてきます。

 

kindの語源は「血縁、親族、親類」だそうです。

「同じ生まれの一族、〇〇家〇〇家」→種類

「家族同士で感じるような感情/親族に対する愛」→「優しい」

という意味になったようです。

 

ただし、人の優しさ全部に使うわけではなく、

生まれもった性格的な「優しさ」を意味するので、

単に親切な行為に対しては

it’s nice of you. とかwould you do me a favor?

などが使われることが多いとおもいます。

 

さて、kind ofが「なんとなく」「ほとんど」「ちょっとした」

という意味で使われるのでしょうか?

 

これはkindの「種類」から来ていて、

日本語でも「そういったある種類の~」というと、

やんわりした表現になりますよね?

いまどきの表現なら「~っぽい」といった感じでしょうか。

 

面白いのは、日本語も英語もやんわりさせたり、

丁寧な表現にするときの考え方が同じということです。

 

will you~よりもwould you~にした方が丁寧になるのも、

過去形にすることで表現を遠回しにして、丁寧さを出しています。

日本語でも、丁寧な言葉には、どことなく距離感が感じられますよね?

 

こうやって「どうしてその表現になるのか」という疑問を持って、

語源やイメージをたどっていくと面白い発見がありますしし、

応用の効く英語力が身につくと思います。

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